映画化もされたSF小説「All You Need Is Kill」を紹介してみる【ライトノベル】

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繰り返すループものとしてのSF

このAll You Need Is Killは映画化もされた作品として有名です。
珍しく日本のSF小説が世界でヒットしたという点が面白いと思います。

最近ではなく2004年に小説として出されているということで、
繰り返すループものとしてかなり鉄板な作品と言えると思います。

舞台は謎の怪物であるギタイが襲ってくる世界で、
それを撃退する軍隊には強化スーツがありまさに近未来のSF。

何より主人公がふとしたことから巻き込まれてしまうのが
いわゆるループでこれによって何度も死の苦しみを味わいながら
経験と知識を引き継いで強くてニューゲームという風に強くなっていって、
歴戦の戦士となるのがメインストーリーとなっています。

元々はラノベとして出されました


さてこのAll You Need Is Killなのですが小説とは言っても元々はライトノベルから出版されたもので、
ライトノベルらしくないシリアスさで、
ライトノベルに偏見があるかたでも楽しんで読めると思います。

ハリウッド映画になるとは夢にも思いませんでした。

刊行当初のイラストレーターはLainという作品で知られている安倍吉俊さんであり
そしてのちにコミカライズされた時にはデスノートでおなじみの小畑健が描いておられます。

映画化もされましたがやはり原作の方が好きです

All You Need Is Killですが最近地上波でも放映されました。

こちらは本当にアメリカ映画という風になっていて、
やはり原作小説や漫画版を読んでいる身としては違和感がかなりあったけど、
基本的なストーリーラインである絶望的な戦いを、
死んでは繰り返してまた死んでは繰り返して強くなっていく兵士、というのは変わりません。


こういった要素に関してはアメリカ映画というよりかは、
むしろゲーム的なリアリティが似ているということでライトノベル的な層に受け入れられたのだと思います。

後はちょっとだけ映画版と原作が違うのがメカニックの子が
アメリカ映画のほうだとかなりごつい感じの男性に代わっていたのは驚いた。

これもまた面白いのでとにかくメディアミックスに恵まれた作品だと思います。

どちらも素晴らしいけれど、小説の方があのピリピリとした戦場の感じが出ているし、
キャラがとにかく豊富で上手なのはマンガのほうなので、
ぜひどちらも読んでほしいと思います。