『嫌な記憶。思い出』を忘れる方法 10選!【忘れられない原因、人生、日常、仕事、学校】

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嫌なことを忘れられない理由

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一般的に、嫌なことは記憶に残りやすいと言われています。

これは脳の仕組みに関係していることで、主に2つの理由によってです。

防衛本能によるもの

これは動物の本能としては当然ことで、嫌な記憶を残しておくことで同じ失敗をしにくくするためです。

失敗してもすぐに忘れてしまったら、何度も同じミスをする可能性があります。

『逃がした魚は大きい』という諺もありますが、人間は悪いことを後悔して覚えておくように出来ているわけです。

たとえば、今までで楽しかったことと嫌なことを思い出してみてください。

おそらく、嫌なことの方が鮮明に覚えているはずです。

このように、ネガティブな記憶を消すのは難しいということです。

納得できていないから

自分自身は無関係なのに怒られたり、身に覚えのない理由でのトラブルなど、理不尽な仕打ちを受けることがあります。

そのような記憶は、いつまでも忘れることができずに、ふとした拍子に思い出すことが多いです。

どうしてなら、自分自身自身で納得できないからです。

納得できないことがあると頭がモヤモヤして、何度も思い出してしまいます。

すると、脳内で情報を反復することで、記憶として強く残ってしまうということです。

思い出す回数が多いほど記憶に残りやすくなりますから、何度も頭に浮かんでしまうのなら要注意だといえます。

以上のような理由から、ネガティブな記憶ほど残りやすくなるということです。

なので、嫌なことを忘れられない自分自身に劣等感を持たないでください。

忘れられないことが当たり前なので、過剰に気にする必要はありません。

記憶の仕組み

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人は新しい情報をインプットした時に、「海馬」という脳の器官に保管します。

海馬では情報の取捨選択が行われていて、大事な情報とそうでない情報とに分ける作業をしています。

そして、大事でない情報はどんどん忘れていってしまいます。

そうしないと、容量がいっぱいになってしまうからですね。

その後、大事な情報だけを「大脳皮質」という器官へと運ぶわけです。

この大脳皮質に保管された情報は、何年も記憶として残ることになります。

神経細胞の新生は海馬で起こります。

海馬は記憶が一時的に蓄えられる場所で、記憶容量は小さく、すぐにいっぱいになってしまう。

なので、海馬は記憶を整理し、消去して、容量がはるかに大きい大脳新皮質に送ることで、新しい記憶を獲得するスペースを作ります。


どうやって大事な情報を判断しているのかというと、何度も反復しているかどうかということです。

つまり、繰り返し脳に入ってくる情報は、海馬によって大事な情報だとみなされます。

なので、勉強などで単語を暗記するには、何度も反復することが大事だと言われるわけです。

先述したように、嫌な記憶は何度も思い出してしまいます。

すると、脳内で何度も反復することになり、大事な情報だとみなされる可能性が高いです。

なので、長期記憶として保存されてしまい、何年たっても忘れられなくなります。

嫌なことをすぐに忘れられる人は、細かいことは気にしない性格であることが多いです。

頭の中で何度も思い出さないから、一時的な記憶としてすぐに消えてしまいます。

なので、ネガティブなことを長期記憶に移さないためには、「いかに考えないか」ということ大事だといえると思います。

思い出しそうになるのをグッとこらえて、可能なだけ考えないようにしてください。



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嫌な記憶を消すための方法

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他のことに集中する

嫌なことを思い出してしまったら、他のことに集中しましょう。

何もしていなければ色々と考えてしまいますが、別のことに集中しているのであれば余計な記憶が浮かぶことはありません。

たとえば、読書やスポーツ、友達との談笑などです。

また、知らない場所へ出かけたり、初めてのことに挑戦することで、新しい情報を大量にインプットすることになります。

色々な情報を頭に入れていけば、古い情報はどんどん忘れられていくはずです。

勉強をする

資格や試験の勉強をすれば、大量の情報を頭に入れることが可能です。

新しい情報を記憶していけば、嫌なことは忘れられる可能性が高いです。

上からどんどん記憶を重ねていくことで、古い情報は埋もれてしまうわけです。

勉強すれば自分自身のスキルアップにもなりますし、嫌なことも忘れることが出来れば一石二鳥だといえます。

実際、失恋を忘れるために、猛勉強して難関大学に合格したという人もいます。

悔しさをバネに変えて、勉強に集中するのも悪くありません。

違う視点から捉える

嫌なことであっても、見方を変えると自分自身にとってプラスになるときがあります。

失敗をしたとしても、そこからの学びがあれば成長可能です。

たとえば、恋人に振られたのであれば、自分自身に足りないものが分かるかもしれません。

仕事で発注ミスをしたのであれば、チェックフローを変えることで効率がアップすることがあります。

このように、捉え方を変えるだけで、印象が大きく変わるわけです。

嫌なことをプラスに変える努力をすれば、悩むことは少なくなります。

むしろ、失敗を歓迎可能なようになりますから、成長の度合いは高くなります。



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イメージを置き換える

何かをキッカケとして、嫌な記憶が蘇ることがあります。

たとえば、近所の公園へ行くことで、亡くなってしまったペットを思い出すといったことです。

このときだと、近所の公園がトリガーとなって、嫌なことを思い出しているわけです。

これを解決するには、公園に対するイメージを変える必要があります。

具体的には、公園で友達と遊んだりして楽しいイメージを植え付けることで、嫌な記憶を思い出さないようにするということです。

嫌な思い出は楽しい思い出に塗り替えることが出来るので、積極的に楽しいことに取り組んでいくことが大事です。



早めに寝る

夜遅くまで起きていると、余計なことを考えてしまいがちです。

深夜だとテレビ番組も少ないですし、外も静かになります。なので、どうしても一人で考え込んでしまうわけです。

嫌なことを思い出してしまったら、テンションが下がってしまいます。

なので、嫌なことを考えないためにも、早めに寝てしまうことが大事です。

また、夜更かしをするとホルモンバランスが崩れるので、精神的に不安定になってしまいます。

なので、不安や悩みが大きくなってしまって、どんどん追い詰められる可能性があります。

遅くまで起きているメリットは無いので、さっさと寝てしまうようにしてください。

気が済むまで泣いてみる

どうしても辛いのであれば、一度思いっきり泣いてみてください。

自分自身の感情を発散することで、気分が楽になることがあります。実際、脳科学でも、泣くことによる効果は実証されているようです。

悲しいときや感動したときに流れる『情動の涙』には、高い抗ストレス効果があります。

なかでも他者への共感から生まれる『感動の涙』を流すと、緊張、不安、敵意などのネガティブな気分が解消されることが実験からわかっています。


なので、自分自身の気が済むまで泣いてみることも大事です。

涙が出ないときには、映画や小説などで感動の涙を流すことも有効です。

涙と一緒に、嫌なことも洗い流してしまいましょう。

嫌なことを紙に書き出してみる

どうしても忘れられない嫌なことがあるなら、それを紙に書いてみましょう。

紙に書くことで客観的な事実として見ることが可能なので、それほど気にならなくなるはずです。

嫌なことというのは、事実に否定的な感情が乗っているものです。

なので、感情を抜きにして事実だけをとらえることができれば、ネガティブに感じることはありません。

紙に書いてただの言葉として認識できれば、印象も変わってくると思います。



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