集中できないとき
自分自身の集中力にムラがあると感じたことはありませんか?
「どうして集中できないんだろう」と考えて気持ちが焦ると、余計に集中力を欠く原因になってしまいます。
どのようなときに集中力を失ってしまうのか分かっていれば対処可能かもしれません。
同じことを長時間行っているとき
ひたすら同じ作業をしなければならないときに、集中力が失われた経験はありませんか。
同じ作業を繰り返す途中で飽きてしまったり、他のことに気持ちが向いたりしてしまいます。
そもそも、長時間集中力を持続可能な人はあまりいません。
例をあげると、学校の授業は1回40~50分で、休憩時間を挟んで次の科目を学びます。
それ以上長時間続けて授業しても、集中力が持たないと考えられているからです。
どんなに集中したいと思っていても、基本的には「同じことに長時間集中し続けることは難しい」ということを押さえておきましょう。
悩みを持っているとき
何か悩みがあるときに、上の空になってしまう人もいます。
頭の中が悩み事でいっぱいになり、他のことに集中できなくなってしまうのです。
例をあげると「失恋」や「友人とのトラブル」などが原因で、何も手につかなくなってしまうことがあります。
プライベートでの心配事が大きければ大きいほど、心の余裕がなくなり、仕事に影響が出てしまうということに。
反対に仕事の悩みを持っているときは、プライベートで集中できないこともあり得ます。
一つのことに対し集中できない状態のときは、悩みに気を取られ気持ちのコントロールを失っている可能性が高いです。
集中力がない人の特徴
他の人が何かに没頭している様子を見て、「自分自身はどうしてこんなに集中力がないの?」と不安になることがあるかもしれません。
同じ環境で作業をスタートしたとしても、集中の仕方には個人差があるのです。
集中力の有無には、その人の性格が影響していることも考えられます。
集中力がない人の特徴を見ていきましょう。
気分の浮き沈みが激しい
周囲から「気分屋」と評されるタイプの人は、集中力が掛けている可能性があります。
気分の浮き沈みが激しいのは、常に冷静でいることが苦手で、今の状況に集中できていないということが推測されます。
嫌なことを思い出してイライラしているかと思えば、楽しい出来事に気を取られて笑っているというように、感情の起伏が激しい人はそのときの気持ちに振り回されてしまいがちです。
平静な気持ちを保てる人ほど、集中力が持続しやすい特徴があります。
やるべきことがちゃんとと見えているので、作業を素早く終わらせる能力も高いのです。
飽きっぽい
仕事や習い事などで、一つのことを長く続けられる人もいれば、そうでない人もいます。
もともとの性格が飽きっぽいと、何事も長続きしにくいという人は少なくありません。
「面白くないと感じたことは、すぐにやめてしまう」「1回の失敗で全てが嫌になってしまう」など、物事を途中で投げ出しやすい人は、集中力があるタイプとは言いがたいと思います。
能力が低いわけではなく、できたことに満足してすぐに興味を失ってしまうタイプの人もいます。
飽きっぽい性格だと単純作業を続けることを苦痛に感じるため、長時間集中するのが難しいのです。
集中できない原因
集中力を欠いてしまうのは、内面的な問題だけではなく外的要因も関係しているのです。
人が集中できなくなる原因には、どんなものがあるのと思いますか。
デスクが散らかっている
デスクがいつも散らかっている人は、「常に視界に余計なものが飛び込んでくる状態」となっています。
集中しようとしても、目につく他のものに気を取られてしまい、集中力が失われる原因となるのです。
また、やるべきことが多すぎると、デスクの上にあれもこれもと出しておきたくなってしまいますが、集中力を高めるには現在取り組まなければならないことに必要なものだけを置くようにしましょう。
デスクの周辺が整頓されていないと、作業に必要な物をすぐに取り出せず、作業をスムーズに進められない可能性もあります。
日頃からデスクの周りを片付ける癖を付けるようにしましょう。
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周りが騒がしい・静かすぎる
深刻な話があるときに、周囲が騒がしく多くの人が常に出入りする場所では話し合いに集中可能でせん。
お互いの話に集中可能なように、可能なだけ静かな場所を選ぶのがベストです。やるべきことに対して見合った環境が用意されていないと、集中できない原因になります。
仕事中や勉強中に、テレビやラジオから面白そうな話が聞こえてくると、そちらの内容が気になって中断してしまうということになりかねません。
一方で、何かの作業をしているときに全く音がない環境だと集中できないこともあります。
あまりにも音がしないことに意識が向いてしまい、目の前のことに気持ちを集中できなくなってしまうのです。
音楽を聴きながら作業していたら、思った以上に没頭できたというときもあるので臨機応変に対応しましょう。
睡眠不足・体調不良
睡眠不足だと、頭がぼーっとして集中力を欠いてしまいます。
眠気に襲われてしまうと、いつまでたっても作業が終わりません。
慢性的な寝不足のとき、イライラしやすくなったり、仕事に集中できなくなったりすることもあります。
体と心は密接に関わっており、どちらかに問題があるとパフォーマンスが下がる原因になるのです。
また、「空腹状態」や「体が重いとき」なども集中力が持続しにくくなります。
病み上がりで体力が落ちているときや、疲れ困憊になっているときも集中可能でせん。集中力を得るには、体をちゃんとと休ませることが大切です。
やる気がでない内容
好きなことをしているときなら長時間の作業も苦にならないものです。
仕事では集中できないのに、趣味のことになるといつまでも夢中になっていられるという人は多いのではないと思いますか。
なので、取り組んでいることに対し「やりたくない」と思っている、あるいは「不満な気持ち」がどこかにあると集中力がなくなる原因になります。
やる気がでない仕事に対し、集中力を持続し続けられる人はなかなかいません。
自分自身のレベルに見合っていない内容の仕事を、淡々とこなさなければならないときや、飽きてしまったことに取り組まなければならないときなどは、やる気を失ってしまいます。
このような「モチベーションの低下」が、集中力欠如の原因となってしまうのです。
集中力が切れるデメリット
何かを真剣に取り組んでいるとき、集中力を維持することは大切です。
集中力の不足はいろいろな場面で問題になります。
特に、仕事中に上の空の状態では、評価を大きく下げてしまうことも。集中力不足によって生じるデメリットを説明します。
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ミスが起こる
集中力がなく頭がぼーっとしている状態のとき、人の思考力や判断力は低下しているため、小さなミスを連発してしまうことがあります。例をあげると、忘れ物をしたり計算ミスをしたりなど。
後から挽回可能な小さなミスであっても、「普段はしないような単純なミス」を繰り返してしまうときは要注意です。
小さなミスなのでと見逃さず、大きなミスに発展する前に、ちゃんとと体をケアして集中力を回復させましょう。
作業スピードが遅くなる
集中力がない状態で無理に仕事を進めようとしても、作業がはかどりません。
ミスが増え、やり直している間に時間が余計にかかってしまうこともあります。
漫然と作業を続けても、作業スピードが遅くなり効率が悪くなることも。
集中力がなくなってしまったときは、思い切って一度作業を中断してみるのも一つの手です。
普段はスムーズにできている作業が滞りがちになったとき、集中力を回復させるように努めましょう。
集中力を高める方法
集中力を高める方法は人それぞれです。
多くの時間がないと回復できないわけではなく、簡単に挑戦可能なこともあります。
仕事中に集中力が切れてしまったと感じたときに実践したい方法を説明します。
休憩でリフレッシュ
可能なだけ小まめに休憩を入れた方が集中力を長続きさせやすく、仕事の効率アップに繋げられます。
集中力が切れてきたと感じたら、一度席を立ってコーヒーを入れに行くなど他の作業をしましょう。
長時間の休憩をしなくても、軽い気分転換程度で十分です。「化粧直しをする」「トイレに行く」など、簡単に可能なことを試してみましょう。
すぐに席を立てないときは「深呼吸する」「エッセンシャルオイルを嗅ぐ」などをしてリフレッシュする方法もあります。
あらかじめ「ここまで終わらせられたらお菓子を食べる」などのごほうびを決めておくこともおススメです。
優先順位を明確にする
「何をいつまでにしなければならないのか」がはっきりと分かっていないと、あれもこれもと手を出してしまい作業を進めづらくなります。
優先順位が明確になっていない状態では、何のためにやっている作業なのかが分からなくなり、集中力を欠く原因に。
スケジュールを見直したり、やるべきことを整理することで今後の見立てができ、頭の中がスッキリします。
仕事や作業を始める前に今日はどこまで進めるのかをチェックし、目的達成できたら休憩を挟むというように細かくスケジュールを組んでおきましょう。
大事なのは、必ず実行可能なように無理がない計画を立てること。
やらなければならないことを一つずつこなしていくことで、モチベーションのアップにもつながり、集中力が高まります。
体調管理をきちんと行う
集中力を高めるには、体調管理を怠らないことも大事です。
睡眠時間が減少すると、集中力以外にも体調を崩してしまう原因となります。
また、体調維持のために栄養バランスを考えた食事と、作業を始める前に軽いウォーキングやストレッチなどの運動をすることもおススメです。
ストレス解消になり、集中力を高めるために必要な体と心の回復に役立ちます。
思い立ったときにやろうとすると忘れてしまいがちなので、習慣化することが肝心です。
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