2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小松左京先生のSF小説「日本沈没」を紹介してみる【現実と空想】

地震列島日本とSF小説「日本沈没」 日本列島そのものが大昔から地形状的にも地理的にも地震列島と言われているけど、 近年特に、日本列島は大地震に見舞われています。 2011年の東北地方の大地震から以降、長野県北部や北海道十勝地方、 小笠原地震、そして…

読まなきゃ人生損するSF小説「銀河英雄伝説」を紹介してみる【おすすめ】

個人的に一番好きなSF小説 僕が1番好きなSF小説が田中芳樹先生の「銀河英雄伝説」です。本編が10冊と番外編が4冊の計10冊が販売されています。ライトノベル化、コミック化、アニメ化された作品なので知っている人も多いかと思うけど、 作品自体はかなり前…

おすすめ恋愛小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を紹介してみる

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。 高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。 気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。 「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」…

映画化もされたSF小説「All You Need Is Kill」を紹介してみる【ライトノベル】

繰り返すループものとしてのSF このAll You Need Is Killは映画化もされた作品として有名です。 珍しく日本のSF小説が世界でヒットしたという点が面白いと思います。最近ではなく2004年に小説として出されているということで、 繰り返すループものとしてかな…

【異形】本格ミステリー小説『ネジ式ザゼツキー』を紹介してみる

貪欲なミステリーマニアを唸らせる、メタっぽい本格ミステリー 「もはやトリックは出尽くした」と言われたのが意外にも戦後くらいです その中で、江戸川乱歩は、新たなミステリーの模索をして、幻影城を築き後進の育成にも努めました。一気に生まれ、一気に…

スティーヴン・キングのおススメ小説「ゴールデンボーイ」を紹介してみる【人生の転落】

転落の夏 スティーヴン・キングが1982年に発表した『恐怖の四季(邦題)』という中編小説集の中の1編です。この中の一つが映画化され大ヒットした「スタンド・バイ・ミー』です。この中編小説集は、英語の原題が「Different Seasons」となっていて、 ホラー…

不思議な世界観にひきこまれるホラー小説「夜市」を紹介してみる

夜市で弟を売る兄 ホラー小説といえば、恒川光太郎先生の「夜市」を忘れてはならない。ホラー小説大賞を受賞した作品です。 本の趣味の合う友達にすすめられて読んで、 最初のページで不思議な世界観にひきこまれて一気に読破しました。妖怪たちが店を出す「…

「十二国記」の前日譚、ホラー小説『魔性の子』を紹介してみる

『十二国記』との関係 まず『魔性の子』を語る上で外せないのが同作者のファンタジー小説『十二国記シリーズ』です。作者は『十二国記シリーズ』の小野不由美先生。『十二国記シリーズ』のあとがきで、魔性の子が『十二国記シリーズ』の前日譚にあたると述べ…

本物の恐怖?おすすめホラー小説「残穢」を紹介してみる

心に残るホラー小説 ホラー小説はいままで生きてきた中でたくさん読んできました。ホラー小説という名前があるだけあって、どの本も怖くて夜読んでいるとちょっと怖くなってしまいます。それでもページを進める手をやめられないないのがホラー小説の魅力です…

鬼から人間になっていく?おすすめ怪奇小説「鬼の橋」を紹介してみる

平安時代初期に実在し、数多くの不思議な伝説が語り伝えられる人物小野篁。 なかでも、夜な夜な井戸を通って冥府へと通い、閻魔大王のもとで働いていた話はよく知られている。 その篁の少年時代を描いた、傑作ファンタジー(アマゾンより引用) 小野篁という…